機能強化型 在宅療養支援診療所
病院と家の垣根をなくしたい。 重い病気を抱えた方でも、医療処置を受けながら自宅で過ごせるお手伝いをします。
ごあいさつ
北海道江別市に2018年11月に開設しました「機能強化型 在宅療養支援診療所 江別訪問診療所」は、今年で5年目を向かえる事となりました。これまで約2000人の患者様のお宅を訪問させて頂き、現在は江別市内を中心に約400人の患者様にご利用頂いています。「病院と家の垣根をなくしたい」との想いで、重い病気を抱えた方でも、医療処置を受けながらご自宅で過ごせるお手伝いをしております。医師・看護師が定期的な訪問を行い、24時間・365日体制で対応しておりますので、在宅療養について、ご相談がございましたら、私共までご連絡ください。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
運営方針
当院は、主に江別市内全域と近郊の地域(厚別、清田、北広島、当別、南幌、岩見沢、新篠津など)を対象に訪問診療を行っています。医師・看護師が定期的な訪問を行い、24時間・365日体制で対応しています。機能強化型在宅療養支援診療所として、直営の訪問看護ステーション「ちいきの森」や他の訪問看護ステーションと連携し在宅ケアに取り組んでいます。
直営施設「ナーシングホームちいきの森」では、医療依存度が高く自宅では療養が困難な患者様を受け入れ、緩和ケアを行っています。
安心して最期まで住み慣れた地域・自宅で、病気を抱えて通院が困難になった方が過ごせるように支えます。自宅で過ごしたい人や病院に行けない人(行きたくない人)だけでなく、それによって困っている家族や地域も助けます。
例えばこんな方を実際に訪問しています
● がん末期で常に強い痛みがあり、鎮痛剤を24時間点滴している
● 寝たきりで背中に大きな褥瘡(床ずれ)があり、定期的な処置が必要
● 重度の肺気腫があり、在宅酸素療法が必要
● 排尿機能の障害で膀胱にカテーテル挿入し、定期的に交換が必要
● 足腰が弱って一人では通院できず、家族も遠方のため病院まで連れていけない
最近様子がおかしいが、病院に連れて行けず困っている、といった緊急の要請にもできる限り応じています。
当院で対応可能な器具・処置
点滴や採血など基本的な医療行為以外に、以下の機器や処置についても対応しています
● 在宅酸素療法、人工呼吸器(非侵襲的陽圧換気含む)
● 腹水濾過濃縮再注入法(CART)
● 中心静脈栄養
● PCAポンプによる薬物の持続投与
● 膝・肩などへの関節注射
● 胃瘻・膀胱瘻の管理・交換
● 専門の技師による超音波検査
● 看護師付添での外出・旅行
外来への受診も対応しています(予約制)
病院での限られた診察時間では解決できないことも多いため、じっくり時間をかけて話を聞くことが重要な問題を中心に対応しています。
● よく分からない症状や複雑な病態に関する問題
● 社会的な問題が絡んだケース
● 医療・介護・福祉に関する総合的な調整
● 緩和ケア外来
ご希望に応じて、高血圧、糖尿病などの一般的な内科診療やワクチン接種も対応しております。
費用について
費用は、訪問回数や使用する機材、医療保険の自己負担上限制度などで大きく変わります。 詳しくは担当者までお問合せください。
【一般的な例】
月2回の定期訪問の場合、毎月5,000円~10,000円程度(後期高齢者で1割負担の場合)になります。
診療実績
医師紹介
●日下 勝博 院長
出身大学
自治医科大学(平成14年卒)
主な経歴
札幌医科大学 地域医療総合医学講座
北海道立羽幌病院 内科
江別市立病院 総合内科部長
町立南幌病院 院長
専門分野
日本内科学会 総合内科専門医
日本プライマリ・ケア連合学会 指導医
自治医科大学臨床准教授
札幌医科大学臨床准教授
医療経営学修士(h-MBA)
●田中 洋充 (平成13年卒)
専門分野
日本小児科学会 専門医
●富田 理哉 (平成24年卒)
専門分野
日本プライマリ・ケア連合学会
家庭医療専門医
日本内科学会 認定内科医
●二川原 真治(平成12年卒)
専門分野
日本結核・非結核性抗酸菌症学会
結核・抗酸菌症認定医
日本医師会認定産業医
●渡部 敬之(平成20年卒)
専門分野
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会
消化器内視鏡専門医
施設情報
機能強化型 在宅療養支援診療所 江別訪問診療所
〒067-0064
北海道江別市上江別476番地4
TEL.011-375-9470
FAX.011-375-9471